JAF直伝!車内の温度を下げる効果的な方法とは?

JAF公式サイトより
この時期、車の室内の温度は異常なほど上昇し、すぐに乗ることが出来ないことが多いですよね?
JAFが5つの方法で最も効果的に車内の温度を下げる方法を検証しています!
テスト実施日・諸条件
実施日 2016年6月7日(火)
テスト場所 彩湖・道満グリーンパーク駐車場(埼玉県戸田市)
テスト背景 主に春から夏にかけて、駐車後は車内が暑くしばらく車に乗れないことが多い。
そこで、高温になった車内温度を早く下げるにはどうしたら良いのかを検証した。
テスト内容 同じ車を5台用意し、車内温度 が55℃になったタイミングで5名のモニターがそれぞれ違う方法で温度低下に挑戦した。
計測器の温度センサーは運転席と助手席の中央、乗員の顔の高さに設置し、経過時間ごとの温度変化を測定した。

ドアの開閉
エアコンは使わず、助手席の窓だけを開け、運転席のドアを5回開閉して車内の熱気を逃し、温度変化を測定

冷却スプレー
エアコンは使わず、冷却スプレーをシートに10秒ほど吹きかけ、3分間の温度変化を測定

エアコン「外気導入
窓は開けず、車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にし、10分間の温度変化を測定

エアコン「内気循環」

窓は開けず、車のエアコン(オート)を内気循環、温度設定はLo(最低)にし、10分間の温度変化を測定

エアコン+走行
窓を全開にし、 車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行し、温度変化を測定

結果
結果は上記グラフの通りで、 エアコンを使わない「ドア開閉」は 47.5℃、「冷却スプレー」は3分後に50.1℃に低下した。
エアコンを使用した3パターンのうち最も温度が下がったのは「エアコン(内気循環)」で10分後に27. 5℃、「エアコン(外気導入)は10分後に29.5℃、「エアコン+走行」で5分後に28.0℃まで低下した(55℃から半分近くまで温度が下がった)。
以上のことから、「エアコン+走行」が最も早く車内温度を下げることができた。

出典:JAF