日産自動車は8日、往年の日産車を450台以上集めた施設、ヘリテージコレクション(神奈川県座間市)を報道陣に見せた。ホームページから予約すれば一般者も見学できる。
日産は1933年の創業後しばらくは、「ダットサン」のブランドが主流だった。日産最古のダットサン12型フェートンや、初めて大量に生産したダットサン14型ロードスターなどだ。
高度成長の時代を彩ったクルマも並ぶ。ブルーバードやスカイライン、サニーといった名車の初代モデルだ。
86年のル・マン24時間耐久レースに日産が参加した時のクルマのほか、バブル期にヒットしたシーマやシルビアなども展示している。シルビアは「デートカー」として若者の人気を集めた。
一般公開は2013年からで、年間の来場者は1万5千人ほど。見学会は午前の部と午後の部があり、40人ずつ受け入れている。担当者の中山竜二さんは「80年以上続く日産の歴史や、各モデルのデザインの変遷を楽しんでほしい」と話している。(木村聡史)
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