自動車メーカーのエンブレムの由来って意外と知りませんよね?
簡単に紹介したいと思います。
スズキ(SUZUKI)
このSマークは、1958年(昭和33年)につくられ、製品や印刷物や看板などにスズキのシンボルとして今も使われている。社名のスズキをローマ字で表すと、SUZUKIとなり、この頭文字である「S」をデザイン化したものである。 発展するスズキのイメージをあらわすものとしてひろく親しまれている。
スバル(SUBARU)
現在の富士重工業のコーポレートアイデンティティである「六連星マーク」は1958年登場のスバル・360にて、富士重工業の社内募集案(プレアデス星団を型取った形)に、 スバル・360の基本デザインを担当した社外工業デザイナーの佐々木達三が手を加えたものを採用したのが起源である。 以後何度かのデザイン変更が行われ、途中で実際の星座の配列を無視した形となりながらも、星6つ(大1、小5)の基本モチーフは継承され現在に至っている』。
トヨタ(TOYOTA)
タテ・ヨコに組み合わされたふたつの楕円は、トヨタの“T”、そしてその背後の空間は、トヨタの先進技術のグローバルな広がりと未来へ翔ける無限の可能性を意味するとのこと。 また、ふたつの中心を持つ楕円は、「ユーザーの心」とトヨタの「クルマづくりに対する心」が信頼感でひとつに結ばれていることを表現するもの。
トヨタ・ネッツ(Netz)
「N」 をシンボリックかつ繊細に表現することで、ネッツ店独自の存在感、プレミアム感をアピールしている。Netzはドイツ語で「ネットワーク」の意味。「Network of Energetic Teams for Zenith(=最高を求めてエネルギッシュに活動する組織)」の頭文字の略称でもある。
トヨタ・レクサス(LEXUS)
LEXUSには、高級を意味する「ラグジュアリー(Luxury)」と「法と基準」を意味するラテン語「レックス(Lex)」の合成語で、「ラグジュアリーの基準」という意味がある。 その頭文字の「L」がエンブレムとなっている。
ダイハツ(DAIHATU)
DAIHATSUの会社のマーク=コーポレートマークといわれるもので、頭文字のDをデザインしたもの。
プリンス(PRINCE)
エンブレムは「プリンス」の頭文字を象ったもの。プリンス海運株式会社では今でもこのエンブレムが使われている。プリンスの名前は1952年当時、皇太子明仁親王(今の天皇陛下)が立太子礼を行ったことを記念して、新型車に付けられた車名に由来する。
ホンダ(HONDA)
乗用車用は「H」マークを車のハンドルのようにあしらったデザインをそれぞれ専用のロゴとして採用しているが、オートバイ・スクーター用は翼の羽根をイメージしたものを専用のロゴとして採用している。 これは、それぞれの開発分野の独自性を示す意味を持っている。
ホンダ・アキュラ(ACURA)
ブランド名は、「Accuracy(正確さ)」を連想させる造語である。ホンダのエンブレムの「Hマーク」をちょうど逆にした「A」に起縁する、 また、アルファベット順に並べた場合に、他のどのブランドよりも先頭にくることが考慮されたとも言われる。エンブレムはカリパス(ノギス)を象ったものに手を加えて「Aマーク」と見えるようにしたものである。
マツダ(MAZDA)
マツダが提供する商品やサービスの価値を象徴するものとして、「自らたゆまず改革し続けることによって、力強く、留まることなく発展していく」というマツダの固い決意を、 21世紀に向けて羽ばたくMAZDAの<M>の形に象徴したもの。
マツダ・アンフィニ(Ẽfini)
マツダ・オートザム(AUTOZAM)
自動車のAUTOMOBILEとマツダのMAZDAを反対に組み合わせた造語であり、遊び心を大切にするカーライフの創造を目指したいとの思いが込められている。
マツダ・ユーノス(EUNOS)
ユーノスのエンブレムは十二単の襟部分がモチーフとなっている。Eunosはラテン語のEu(喜び)と英語のNumbers(集まり)からの造語で「よろこびのコレクション」の意味である。
日産(NISSAN)
日産自動車のロゴはもともとダットサンで使われていたもので、吉崎良造と田中常三郎がシボレーのマークにヒントを得て、 赤の日の丸と太陽をベースに天空をモチーフとしたコバルトブルーをいれ、真ん中に白で横一文字で「DATSUN」と書かれていたのが前身である。その後、文字を筆記体のカタカナで「ニッサン」と書き直し日産コンツェルン全体の社紋として統括企業に普及するが、 戦後の財閥解体とともに日産自動車のみの社紋としてローマ字表記の「NISSAN」に変更となった。創業50周年を迎えた1983年には、アメリカのペンタグラム社が制作したロゴ及び指定フォント(書体)に一新される。2001年には、1999年以降のルノー傘下になってからのゴーン体制下でデザインが社内コンペで募集されより立体的なものとなったロゴ及び書体に一新され、2001年にフルモデルチェンジしたシーマ、 プリメーラから採用されて現在に至る。ちなみに、このとき採用されたロゴのサンプルは現在でもゴーンのオフィスに飾られているという。
日産・インフィニティ(INFINTI)
「infiniti」は、無限を意味する。綴りは、英語の「infinity」ではなく、イタリア語式の「infiniti」である。この名称は1987年7月に決定された。 ロゴマークは無限の彼方へと向かう開けた道と富士山を表している。
三菱(MITSUBISI)
創業時の九十九商会が船旗号として採用した三角菱のマークが現在のスリーダイヤ・マークの原型。これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」の組合せに由来する。 後に社名を三菱と定める機縁ともなった。
いすゞ(ISUZU)
「世界中のお客様に、心から満足していただける商品とサービスを創造し、社会に貢献するとともに、 人間性豊かな企業として発展する」という当社の企業理念をシンボリックに表現したもの。 ISUZUの文字をシンプルでモダンなデザインによりマーク化した。下のエンブレムは1974~1991年に使用されていたもので、 2つの柱は「お客様とともに伸びゆくISUZU」「社会との調和のもとに伸びゆくISUZU」を象徴している。
三菱ふそう(MITSUBISHI FUSO)
創業時の九十九商会が船旗号として採用した三角菱のマークが現在のスリーダイヤ・マークの原型。これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」の組合せに由来する。 後に社名を三菱と定める機縁ともなった。
日野(HINO)
HINOの「H」を象徴し、未来に向けて挑戦し続ける日野自動車の活力と発展性を表現したもの。地平線から昇る太陽、日の出というイメージである。 左右に引き合う形はHINOのハイテクノロジーと環境の調和を、左右に広がろうとする強い力は未来の飛躍を、 そして矢印は安全な行き帰りというトラック・バスメーカー積年の願いともなっている。 その他にも中央のラインは輸送道路、左右の曲線は幹線と末端をつなぐ「流通」の一体感などをも願って表現されたもの。
日産ディーゼル(NISSAN DIESEL)
UDマークをベースに、お客様を始めとするステークホルダーとの「信頼」関係を更に緊密にしていくという意味を込めて、 「U」と「D」の2つの形をよりタイトに融合したデザインとした。
UDトラックス(UD TRUCKS)
UDの文字は、1955年に発表された単流掃気式2サイクルエンジン(Uniflow Scavenging Diesel Engine)が開発された時につくられた、 UとDからなる赤い丸のマークを発祥。UDの二文字は、現在ではUltimate Dependability(究極の信頼)として、企業の理念に受け継がれている。 伝統あるこの「UD」を採用した社名には、「Ultimate Dependability(究極の信頼)をお客さまに提供し続ける存在になる」という、 企業としての強い意志が込められている。
出典;エンブレムの由来-日本
以上、国産各メーカーのエンブレムの由来でした。
いくつ知っていましたか?
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簡単に紹介したいと思います。
スズキ(SUZUKI)
このSマークは、1958年(昭和33年)につくられ、製品や印刷物や看板などにスズキのシンボルとして今も使われている。社名のスズキをローマ字で表すと、SUZUKIとなり、この頭文字である「S」をデザイン化したものである。 発展するスズキのイメージをあらわすものとしてひろく親しまれている。
スバル(SUBARU)
現在の富士重工業のコーポレートアイデンティティである「六連星マーク」は1958年登場のスバル・360にて、富士重工業の社内募集案(プレアデス星団を型取った形)に、 スバル・360の基本デザインを担当した社外工業デザイナーの佐々木達三が手を加えたものを採用したのが起源である。 以後何度かのデザイン変更が行われ、途中で実際の星座の配列を無視した形となりながらも、星6つ(大1、小5)の基本モチーフは継承され現在に至っている』。
トヨタ(TOYOTA)
タテ・ヨコに組み合わされたふたつの楕円は、トヨタの“T”、そしてその背後の空間は、トヨタの先進技術のグローバルな広がりと未来へ翔ける無限の可能性を意味するとのこと。 また、ふたつの中心を持つ楕円は、「ユーザーの心」とトヨタの「クルマづくりに対する心」が信頼感でひとつに結ばれていることを表現するもの。
トヨタ・ネッツ(Netz)
「N」 をシンボリックかつ繊細に表現することで、ネッツ店独自の存在感、プレミアム感をアピールしている。Netzはドイツ語で「ネットワーク」の意味。「Network of Energetic Teams for Zenith(=最高を求めてエネルギッシュに活動する組織)」の頭文字の略称でもある。
トヨタ・レクサス(LEXUS)
LEXUSには、高級を意味する「ラグジュアリー(Luxury)」と「法と基準」を意味するラテン語「レックス(Lex)」の合成語で、「ラグジュアリーの基準」という意味がある。 その頭文字の「L」がエンブレムとなっている。
ダイハツ(DAIHATU)
DAIHATSUの会社のマーク=コーポレートマークといわれるもので、頭文字のDをデザインしたもの。
プリンス(PRINCE)
エンブレムは「プリンス」の頭文字を象ったもの。プリンス海運株式会社では今でもこのエンブレムが使われている。プリンスの名前は1952年当時、皇太子明仁親王(今の天皇陛下)が立太子礼を行ったことを記念して、新型車に付けられた車名に由来する。
ホンダ(HONDA)
乗用車用は「H」マークを車のハンドルのようにあしらったデザインをそれぞれ専用のロゴとして採用しているが、オートバイ・スクーター用は翼の羽根をイメージしたものを専用のロゴとして採用している。 これは、それぞれの開発分野の独自性を示す意味を持っている。
ホンダ・アキュラ(ACURA)
ブランド名は、「Accuracy(正確さ)」を連想させる造語である。ホンダのエンブレムの「Hマーク」をちょうど逆にした「A」に起縁する、 また、アルファベット順に並べた場合に、他のどのブランドよりも先頭にくることが考慮されたとも言われる。エンブレムはカリパス(ノギス)を象ったものに手を加えて「Aマーク」と見えるようにしたものである。
マツダ(MAZDA)
マツダが提供する商品やサービスの価値を象徴するものとして、「自らたゆまず改革し続けることによって、力強く、留まることなく発展していく」というマツダの固い決意を、 21世紀に向けて羽ばたくMAZDAの<M>の形に象徴したもの。
マツダ・アンフィニ(Ẽfini)
アンフィニは、フランス語で「無限」を意味する名詞(英語でinfinity)、および「無限の」を意味する形容詞(英語でinfinite)。
エンブレムは無限を意味する「∞」をモチーフとしている。
マツダ・オートザム(AUTOZAM)
自動車のAUTOMOBILEとマツダのMAZDAを反対に組み合わせた造語であり、遊び心を大切にするカーライフの創造を目指したいとの思いが込められている。
マツダ・ユーノス(EUNOS)
ユーノスのエンブレムは十二単の襟部分がモチーフとなっている。Eunosはラテン語のEu(喜び)と英語のNumbers(集まり)からの造語で「よろこびのコレクション」の意味である。
日産(NISSAN)
日産自動車のロゴはもともとダットサンで使われていたもので、吉崎良造と田中常三郎がシボレーのマークにヒントを得て、 赤の日の丸と太陽をベースに天空をモチーフとしたコバルトブルーをいれ、真ん中に白で横一文字で「DATSUN」と書かれていたのが前身である。その後、文字を筆記体のカタカナで「ニッサン」と書き直し日産コンツェルン全体の社紋として統括企業に普及するが、 戦後の財閥解体とともに日産自動車のみの社紋としてローマ字表記の「NISSAN」に変更となった。創業50周年を迎えた1983年には、アメリカのペンタグラム社が制作したロゴ及び指定フォント(書体)に一新される。2001年には、1999年以降のルノー傘下になってからのゴーン体制下でデザインが社内コンペで募集されより立体的なものとなったロゴ及び書体に一新され、2001年にフルモデルチェンジしたシーマ、 プリメーラから採用されて現在に至る。ちなみに、このとき採用されたロゴのサンプルは現在でもゴーンのオフィスに飾られているという。
日産・インフィニティ(INFINTI)
「infiniti」は、無限を意味する。綴りは、英語の「infinity」ではなく、イタリア語式の「infiniti」である。この名称は1987年7月に決定された。 ロゴマークは無限の彼方へと向かう開けた道と富士山を表している。
三菱(MITSUBISI)
創業時の九十九商会が船旗号として採用した三角菱のマークが現在のスリーダイヤ・マークの原型。これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」の組合せに由来する。 後に社名を三菱と定める機縁ともなった。
いすゞ(ISUZU)
「世界中のお客様に、心から満足していただける商品とサービスを創造し、社会に貢献するとともに、 人間性豊かな企業として発展する」という当社の企業理念をシンボリックに表現したもの。 ISUZUの文字をシンプルでモダンなデザインによりマーク化した。下のエンブレムは1974~1991年に使用されていたもので、 2つの柱は「お客様とともに伸びゆくISUZU」「社会との調和のもとに伸びゆくISUZU」を象徴している。
三菱ふそう(MITSUBISHI FUSO)
創業時の九十九商会が船旗号として採用した三角菱のマークが現在のスリーダイヤ・マークの原型。これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」の組合せに由来する。 後に社名を三菱と定める機縁ともなった。
日野(HINO)
HINOの「H」を象徴し、未来に向けて挑戦し続ける日野自動車の活力と発展性を表現したもの。地平線から昇る太陽、日の出というイメージである。 左右に引き合う形はHINOのハイテクノロジーと環境の調和を、左右に広がろうとする強い力は未来の飛躍を、 そして矢印は安全な行き帰りというトラック・バスメーカー積年の願いともなっている。 その他にも中央のラインは輸送道路、左右の曲線は幹線と末端をつなぐ「流通」の一体感などをも願って表現されたもの。
日産ディーゼル(NISSAN DIESEL)
UDマークをベースに、お客様を始めとするステークホルダーとの「信頼」関係を更に緊密にしていくという意味を込めて、 「U」と「D」の2つの形をよりタイトに融合したデザインとした。
UDトラックス(UD TRUCKS)
UDの文字は、1955年に発表された単流掃気式2サイクルエンジン(Uniflow Scavenging Diesel Engine)が開発された時につくられた、 UとDからなる赤い丸のマークを発祥。UDの二文字は、現在ではUltimate Dependability(究極の信頼)として、企業の理念に受け継がれている。 伝統あるこの「UD」を採用した社名には、「Ultimate Dependability(究極の信頼)をお客さまに提供し続ける存在になる」という、 企業としての強い意志が込められている。
出典;エンブレムの由来-日本
以上、国産各メーカーのエンブレムの由来でした。
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